2013年11月25日月曜日

映画三昧な一日!part1

こんばんは。
昨日は映画三昧な一日を過ごしました!

初めて渋谷のユーロスペースに行って、

『女っ気なし』を観てきました!



東急側の坂から上ったらこんな感じ。

けっこう駅から遠くて、ほんとにこんなところにあるの?って半信半疑だったんだけど、
一階はおしゃれそうなカフェで今度行ってみたいなー。

2階にあるオーディトリウム渋谷の方に来たお着物のおばあちゃんと、
入口でお話ししたんだけど、15年くらい前はその辺り全然違ったみたい。

ユーロスペース内はいろんなチラシや壁の展示があって待ってる間も楽しかったです。

映画館めぐりは楽しい! 
渋谷はたくさん映画館あって、まだまだ行ったことない所たくさんあるから制覇したい!




『女っ気なし』 (2011、フランス)

最近自分疲れてるなあと感じていたので、なんとなくゆったりした映画が観たくて、
色々候補があったのですが、これを選びました。

空回りしてる主人公・シルヴァンがだんだんかわいく見えてきます。 笑

おばあちゃんの友達・マリーにも言われてるけど、髪はどうにかしたほうがいい。笑

シルヴァンの行動で、ちょっと遅れて、これも!ってやりすぎちゃうところがクスって笑えます。

シルヴァンバカンスに来た母娘はなんでも受け入れてくれるシルヴァンと仲良くしたけど、

それは一時的なヴァカンスだからかなー。

ヴァカンスが終わったらお互い元の生活に戻るからこそ、
バカンス中はなにも気にしないで楽しめていたように思います。

併映の『避難者』のようなシルヴァンの生活に戻るのだから、こんな時くらいは楽しまないとね。

バカンスに来る母役は本当に若くて、娘役は透明感がある大人びた美しさでした。
あんな二人来たらほっとかないよね。

切なさと甘さが入り交じって、ゆったりしていて心地よかったです。 

海辺、街の風景が素敵でした。

我ながらいいチョイスでした!笑




その後は、松竹で1月公開の『ジャッジ!』の試写会に行ってきましたー!
つづく~

2013年11月23日土曜日

なんだか難しかった二作・・・『バベル』『かいじゅたちのいるところ』

こんにちはー。

昨日の夜は昼寝のつもりで9時から朝の9時まで寝てました。笑

よっぽど疲れてたみたい(笑)

バベル


菊池凜子が色々と賞とった作品ですね。
でも、なんだか、チグハクな印象を受けて後味の悪い作品でした。
それぞれの物語に少しずつはつながりあるけど、全部半端に終わってる感じがしました。
メキシコとモロッコの場面は、モロッコの事件がなければメキシコの方の事件にもつながらなかったけど、日本の場面が無理矢理入れられた感じ。
悲惨な出来事、理不尽な出来事、菊池凜子の体の貼ったところ

というのが、昨日の観終わった感想。

でも一晩おいて考えたら、少し変わった印象を持ちました。

伝えたいことはなんなんだろう、って考えてたら
「どんな環境にいる人も孤独、辛さを抱えてる。」ってことかなと。

バベルとは、”バベルの塔”から来ているそうです。

旧約聖書 創世記11章には
『遠い昔、言葉は一つだった。神に近づこうとした人間たちは天まで届く塔を建てようとした。神は怒り、言われた”言葉を乱し、世界をバラバラにしよう”。やがてその街は、バベルと呼ばれた。』
と書かれているらしいです。

言葉をバラバラにして、二度とその塔が立てられないようにということみたい。

でも、バベルが今の世界だとしたら、言葉はたくさんありバラバラです。

そして、バベルの中でもたくさんの環境があります。

しかし、ここで分かり合えていないのは、言葉が一緒な人です。

モロッコの家族、ブラピ夫妻もそうだし、
メキシコのナニーとブラピ夫妻も英語でつながりあえる、日本の役所浩二の家族もそう。

モロッコでアメリカ人観光客が勝手にバスで行っちゃうところも、
電話してもアメリカ政府がすぐにメキシコに助けに来てくれなかったところや、
アメリカの警察?の人がナニーを強制送還しようとして、ナニーの気持ちを理解してくれなかったところとか。

言葉が通じていながらも、心はバラバラで孤独を感じているし、
分かり合えていないということを伝えたいのかな。

でも、菊池凜子の役は聾唖者だから声は通じないけど、でも文字があるんだから通じ合えはず。

人は話をできないからといって、すぐにコミュニケーションをあきらめてしまうことを、批判しているのかなとも感じました。

昨日はあんなにきわどいシーンなくていいと思ったけど、
あれは自分を承認してほしい、見てほしいという孤独感の表れなのかなと感じました。

でも、やっぱり難しい作品でした。

実はこの作品、高校生の時に友達と観ようとしたんです。

でも最初のモロッコのシーンで、みんなでつまんないねってやめちゃって(笑)

やめて正解だった、と昨日改めて思いました。笑



かいじゅうたちのいるところ
「かいじゅうたちのいるところ」の画像1


こちらも正直難しい作品と感じました。

絵本が原作なんですね。

かいじゅうがかわいくない、怖いという感想を良くみましたが、
私はなんか不思議なかいじゅうでかわいいと思いました。笑

うーん、なんか適当に見てしまったこともよくなかったんですけど、
でも、なんかよくわかんなかったなー。

マックスが来たことで、最初かいじゅうの世界は変わったけど、
でも結局マックスの思い通りにはいかなくて、素いた世界に戻ることにした。

でも、かいじゅうとの出会いでマックスの心がどう変わったかがいまいちわからなかった。
その後の家族関係とかも。

うむ、今回はめっちゃよかった!と言える2作品ではなかったです。

そんなときもあるよねー。笑

明日は久しぶりに映画館に行きます。

2013年11月20日水曜日

アローラ!『ニューシネマパラダイス』

<2013.11.19 Wed>
この前後輩におすすめしてもらった、『ニューシネマパラダイスを見ました。

『殺人の追憶』といっぺんに借りてきたら、意外に時間なくて急いで見て、

最後の30分は寝てしまってたので、今日の朝見ました(笑)



朝シネマ楽しかったです!!

音楽がすごく素敵で心地よかったです。

よくテレビにも使われてる音楽で、この映画のサントラなんだ!って発見!

長年経ってからわかる恋人との別れの真相は切なかった・・・

アルフレード、お母さんの隠された愛情に感動しました。

朝から感動して泣いたので、目が赤くなってないか不安だったけど大丈夫だったみたいでよかったです(笑)

ラストもすごく会いに満ち溢れていて、朝からすごく幸せな気分になりました。

完全版は3時間と長いけどクスッと笑える面白さもあり、感動もあり良い一本でした。

イタリア語が好きなので、たくさんアローラって言ってるのが聞けてそれも楽しかったです!


イタリア人のおじさんのお友達がいて、アローラ、アローラよく聞いていたので懐かしかった(笑)

あと、トト(主人公)のように、映画に子どもの頃から触れられるって、すごく素敵なことだと思いました。

音楽家・文筆家、菊池成孔さんも映画館が家の近くに会って、映写室にも入れるし、映画見放題だったそうで、いいなあーと思いました(笑)

『ユングのサウンドトラック 菊地成孔の映画と映画音楽の本』って本で読んだのですが

音楽がいい映画ランキングとかも面白いし、たくさん映画見てきた人の視点が楽しかったです!
おすすめの一冊です!
みなさんもおすすめ映画教えてください(*^^)v

2013年11月17日日曜日

『クライマーズ・ハイ』見ました!

こんばんは。 
昨日今日は暖かかくて、すごく晴れててはっぴ~な気分でした。
洗濯日和だったし!

今日はHDDコレクションの中から『クライマーズ・ハイ』をチョイス!!
しばらく邦画みてなかったので^^




みんな演技、表情が生き生きしてて、緊張感や躍動感が伝わってきました。
 
実際の事件のときも、こんな感じでみんな走り回って怒鳴りあって事件追ってたのかなーと、想像できました。

堤真一はじめ他の人の演技ももちろんよかったけど、滝藤賢一の演技が一番印象的でした。 

半沢直樹の時もだったけど、神経衰弱してる演技が全然不自然じゃなくて、役になりきっている感じすごかったです。


堺雅人とはこのころから共演してたんですねー。

この泥だらけになりながら山登って取材してるシーンとか良かったです。


ヒャダインに似てるって言われてるそうです。笑
わからなくもない。笑

堤真一、堺雅人、尾野真千子、遠藤憲一、でんでん、小沢征悦とか演技派の人が多数!

あまちゃんの潜水の先生も出てたんだけど、キャラが全然違って怖くて、ちょっとしたショックでした。笑



そうそう!
今週はこんなブログをささやかな楽しみにしてくれてるお友達に久しぶりに会うんですよー(^◇^)

見てくれてるかな!? 9月ぶりね!!
楽しみだー!!!!

2013年11月15日金曜日

映画用twitter

今日も寒かったですねー。

11月の東京ってこんなに寒かったですっけ!?

東京に来て3年目ですけど、今年すごく寒く感じます。


あまりに映画にハマり、映画のことをもっとつぶやきたいなあと思い、
映画用のtwitterアカウントを作ってしまいました!!笑

えり @c_risun27 なので、ぜひフォローして下さい!(^^)!


アイコンは、このレトロソルリです。 なんか女優さんぽいなあと思って。笑

filmarksにもせっせとブログに書いたレビューをちょっと変えて登録しました。笑

これからもっとたくさん映画観て、観っぱなしにするんじゃなくて、
丁寧にレビューを書くことを心がけていきたいです。

就活もあるけど、息抜きと思ってたくさん観るぞー!!!笑


さすがポン・ジュノ監督『殺人の追憶』

お久しぶりです。

SMT直後忙しすぎて、何も書けずにいました。トホホ

今さらながらおさらいだけはしたいので、時間あるとき書きます。


さて、今日は『殺人の追憶』を見ました。



解説: 実際に起きた未解決連続殺人事件をテーマにした衝撃サスペンス。韓国で560万人を越える動員数を記録。事実を基に綿密に構成された脚本と緊迫感あふれる映像で、犯人を追う刑事たちの焦燥感が身近に迫る。東京国際映画祭アジア映画賞受賞。主役は『シュリ』『JSA』で知られる、韓国の名優、ソン・ガンホ。田舎町の少々、愚鈍な刑事を演じるため、体重を10kg増やし役作りした。監督・脚本は『ほえる犬はかまない』のポン・ジュノ。
あらすじ: 1986年10月23日、農村で若い女性の変死体が発見される。地元の刑事パク(ソン・ガンホ)は地道な取り調べを始めるが、現場は大勢の見物人で荒らされ、なかなか証拠がつかめない。やがて、第ニの事件が起きてしまう。


ポン・ジュノ監督の作品は、『母なる証明』に続いて2作目。

やっぱり今回も引き込まれました。夢中になって、身を乗り出していました。

観終わった時、えーえー嘘でしょ。とか言ってたけど、実際にあった事件を元にしてるから、
こうするより仕方なかったと思いました。

でも、あのラストだから考えさせられるところがより多かった気がします。

ずしん、って重かった。

子どもの「普通の人」のセリフには、どこにでもいるし、誰でもなりえるし、っていう恐ろしさを感じました。

この映画は、結末がどうとかよりも、見て知ることに意味があると思いました。

こういう事件があったこと、事件を早く解決したいがためにずさんな捜査も行われていたであろうこと、それになかなか逆らえなかっただろうということ。

そして、どこまで追っても本当の犯人は誰なんだ!?という、人を疑い、衰弱していく姿。

ラストに近いシーンの、第3の容疑者と2人の刑事のやりとりは鬼気迫るののがあります。

刑事の悔しさ、どうして解決されないんだよっていうもどかしさ・・・

雨に打たれた容疑者のあのまっすぐな目、そして最後ちょっとニヤッとして歩いて行くところ。

なんだろう、頭から離れません。

実際これに近いことがあったと思うとすごく恐ろしいし、韓国の人はもっと衝撃だったと思います。

でも、やっぱりポン・ジュノ監督はコミカルなところを忘れてなくて、
銭湯で毛のない人探しとか、霊媒師の言うこと信じちゃうところとか、犯人追うタイミングがあってるところとか、なんかクスってしちゃうところもあるんです。

トンネルにいる引きの画がうまいなあ、美しい撮り方だなあと思って、印象的でした。

あとは、音楽のタイミングとかがさすがで、ストーリーに引き込ませるなあと思いました。

ストーリーの組み立てが本当に上手で、『母なる証明』にもつながってるなあと思いました。

個人的には『母なる証明』のほうが好きです。

あんなに次々衝撃を受けて、ゾクゾクして、考える映画はそうそう出会えない。

でも、この『殺人の追憶』も負けず劣らず素晴らしいと思いました。


キム・ギドク監督の『悪い男』を最近見たので、次はポン・ジュノ監督見たくなって借りてきたけど、
やっぱりどっちも良さがあっていいですねー。

近くのビデオ屋さんで借りれるギドク作品が底をつきそうなので、どうにか借りられるところを探そうと思います。笑


これからは、あんまりヘビーじゃなくてもいいから、こまめに更新します。笑

おやすみなさい。