2014年2月22日土曜日

『新しき世界』二度目を観て・・・

『新しき世界』マジヤバイ。
初めて2回目観に行きたくなった映画で、二回目行ってきた。
今日は遅い時間のこともあり、前よりは人が多かった。

※少し?ネタバレしてるので、見てない方は注意です!


二度目見て、あるシーンのジャソンの表情がすごく印象に残った。

チョン・チョンが入院して、奥さんが流産した後、チャン・スギも出てきた後、
カン課長に呼び出されて、小屋に行くところ。

あそこで課長は、「用事がなきゃよんだらダメか?」って聞く。
で、任務を遂行したら俺が責任を持って海外勤務にしてやる、
特殊任務で給料も2倍アップ、同期なんかより多い、みたいなことを色々と言う。

「安心しろ。お前は警官だ。」
その言葉を聞いた後のジャソンの顔。


すごく穏やかな顔で微笑む。 

カン課長にはいつもたてついたり、できません!って懇願して泣き顔の時が多かったりしたのに、
そこだけは、ただただ少しさみしそうに微笑むをしている。


散々課長にひどいことされてきて、信頼できなくなってるのも当たり前だ。

でも、ジャソンはまだあの時はカン課長のことを信じようとしていた。
そして、おそらく警官という地位もやはり諦めきれなかったのではないか。

本当に任務が終われば、用がなくてもよばれる関係になりたかったんだと感じた。
本当に信頼し合える親子のような関係に。


しかし、カン課長は結局ジャソンのことを組織の駒としか考えていなかった。

それが、コ局長と飲んでるシーン。
ちゃんと従うか?って問われて、従うしかないさ。って答える。

ジャソンやシヌに情がなかったわけではないが、
やはり彼はおそらく自分の仕事を全うすることが最も大切だったんだろう。

彼はやりすぎた。


その直後、ジャソンの心は急変する。


変えたのは、やはりチョン・チョンの愛だ。

警官ということを知っても、それでもジャソンを殺さなかったのも、愛だ。


そしてその後のジャソンにあの道を選ばせたのは、その愛が心からの愛だったからである。
見返りも求めない、まさしく兄弟愛。

ジャソンが警官と知った時、ただでさえ潜入という危うい立場で辛いのに、
自分の愛がさらに苦しめていたのではないか、と感じただろう。

自分がジャソンを愛し、大切に思ったため、弟はますます苦しんだ。

自分が死んだ後、弟に残された道はどんな道であっても険しい道だ。


死が迫っている中、チョン・チョンは何かを強制するのでもなく、許しを請うのでもなく、
ただ、「強くなれ。それがお前が生きる道だ。」と告げる。

チョン・チョンは自分を一人の人として愛し、大切にしてくれた。
そして、この死が迫っている中でも、自分のことを思い、選ばせようとしてくれている。


ジャソンはその無償の愛に、心を打たれ、選んだのである。


最も強く生きる道、それがあの道である。

警官という守られた地位は、強く生きるためには不必要だった。

華僑という生まれであっても、強く生きられる社会。

カン課長の駒として生きるのではなく、自分が頂点となり新しき世界を切り開いていくのである。


チョン・チョンの思い出と言葉を胸に抱え。 
心にチョン・チョンは生き続け、ジャソンは強くなったのである。


・・・ここまで書いてきてある作品との共通点に気付いたので、もう少ししたら書きます。

2014年2月18日火曜日

ゴールドムーン社に就職するための企業研究

みなさん、こんばんは。

眠くないといえば嘘になりますが、やることは色々あります。

今日のビル風なんか殺人的な寒さだったし、
水曜日、木曜日にはまた雪が降るらしいし、
修造さんがソチに行ってしまってから日本は大変ですね。

そんな中リクルートスーツ着て、満員電車乗って就活です。
(大人の方々の大変さが少しだけわかった気がします)

自分自身でも、しっかりと何者なのかわかってないながらも、
自己PRとか書きます。(書いてて恥ずかしくなることしばしば)

しかし、今はっきりと言えること。
どの企業よりもしっかり企業研究しているのが、ゴールドムーン社です。



ゴールドムーン社の面接なら並々ならぬ熱意を伝えられると自負しております。

ゴールドムーン社の志望者の方々はみなさんは非常に意欲ある方々で、
学ばせて頂くことが多く、私のモチベーションも維持できています。 


来週は、さらにゴールドムーン社内定に近づくため、二度目の説明会に行ってまいります。

チョン・チョン副社長のありがたいお言葉を聞いてきます。



というほど、頭がもうおかしくなるほど『新しき世界』にハマっています。(笑)

変な文書いてたら、楽しくなってきた(笑)

好きなものがあるって、ほんとありがたいことです。

楽しみがあるから、何でも頑張れるんだし。

ということで、来週は二回目の入沼する予定です。


丸の内TOEIでは28日までの公開らしいので、まだ未見の方はぜひ。

心地よいセメント沼にハマれますよ。

web説明会動画載せておきますね。(あくまで就活コンセプトにこだわりましたw)


2014年2月12日水曜日

男たちにしびれた・・・『新しき世界』

ほんとは観に行くつもりではなかったけど、
twitterであまりによく好評ツイートを観るので観に行きました。
初!丸の内TOEIでした。 大きいスクリーン!

ラストに近づくにつれてどんどん鳥肌立って、
終わってエンドロール見てるときは顔にまで鳥肌立ちました。
ほんとに!! それくらいゾクゾクした!!!



あらすじ・・・ 
韓国で有名な犯罪組織の幹部チョン・チョン(ファン・ジョンミン)の右腕としても認められているジャソン(イ・ジョンジェ)。

だがその正体は、カン課長(チェ・ミンシク)に潜入捜査を命じられた警察官であった。

警官の職務を果たそうとするも、自分と同じ中国系韓国人であるチョン・チョンとの間に生まれた兄弟のような情と絆を裏切っていることに苦悩するジャソン。

そんな中、組織のリーダー急死を契機にした後継者争いが勃発(ぼっぱつ)、さらに組織の一網打尽を目的とした捜査作戦が動き出す。



 (yahoo!映画 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id347498/)





グロいし、血多いし、怖いし、重いし・・・
でも、めっちゃくちゃ熱くて、人間味に溢れてて、最高でした。
男たちが本当にかっこいい!!

ストーリーが進むにつれて、うわああ誰も幸せになれんよー!!!!って叫びたくなるほど、
誰の気持ち、立場を考えても辛くて、辛くて・・・

警察官である自分、でも兄貴にも情がある自分、
どっちがほんとの自分なのか迷うジャソン。(真ん中)
自分が何者かわからなくなって、でもいつも冷静。

寂しそうな目をしてる時が多いけど、ラストは覚悟を決めた強い目をしてました。
あまり表情がないけど、目で演技って感じで、
迷ってるのとか覚悟決めたのが伝わってきました。


そして、兄貴のチョン・チョンが最高にかっこいい!!(サングラス)
真の男だよ!!!兄貴!!!!!

飛行機からスリッパで降りてくるし、偽物の時計あげたりするし(時計がポイント)
バカっぽい兄貴。
甘えるし、世話焼きたくなる可愛げのある兄貴じゃ、
ジャソンもお客さんも好きになっちゃうよなあ(笑)

でも、めっちゃ強いし、裏切りや卑怯なことには厳しくて、冷徹なところもある。
No.2なだけあって、いろんな顔があるんですね。

でも、義理と人情に溢れてて、ほんとにジャソンのこと好きなんだなあと感じました。
私はかなりチョン・チョン推しです(笑)

脇役もみんな味があって、それぞれいいキャラクターでした。
チェ・ミンシク(おじさん)はどの作品でもすごいなあ・・・


「はい、ここまで言った/動作したからあとの気持ち考えてっ!」
っていう感じの映画が好きなのだけど(↑変な表現ww)
これはまさにそれで、そこもめっちゃ好きでした!

観てる人に登場人物の気持ちを探させる作品が好きなんです。
全部言葉にしてしまうのは、苦手です!笑

濃い内容に疲れ、ゾクゾク鳥肌立ててボーっとしてエンドロール観ながら、
人、人生、愛、信頼ってなんだろ?ってずっと考えてました。

型なんかなくて、人の数だけあるんだろうし、どんな世界でもあるんだなあと感じました。

なんでそんなことするの?ってシーンも、
よくよく考えると愛があっての行動なんだなあと感じました。
(ex: 囲碁の先生にジャソンがすること)

ストーリー面白いし、キャラクター良いし、心にビシビシくるっていうすごく良い作品でした!!

公式サイト見ると、『インファナル・アフェア』+『ゴッドファーザー』らしいです。
私は、アウトレイジ、ゴッドファーザー、仁義なき戦いも見たことなし。
インファナル・アフェアもこの前見たばかり。
だから設定は新しく感じました。
↑の作品観た人は既視感もあるらしいけど、
それでもおもしろく感じるらしいですよ!(←受け売りww)
  
怖いシーンとか血の多いシーンもあるけど、女の人もたぶん見たら好きになります!
兄弟愛とかギャップとか好きでしょ?笑

かなり好きな作品なので、勝手にどんどん宣伝!!!

みんな、かっこいいおじさんたちを観に行こう!!!笑


2014年2月9日日曜日

最近観た作品・・・号泣特集

またまた、お久しぶりです。
最近見た作品で良かった作品のレビューをいくつかあげます。
今回は号泣特集です。

『ペコロスの母に会いに行く』

吉祥寺バウスシアター最終日に滑り込みで観賞。満員でした。
たくさん笑ったし、ラストは大泣きしてしまいました。
実家で介護を間近に見ていたことがありますが、
それはそれは大変そうで、笑いがある余裕はありませんでした。
こういうふうに笑いがあったら、大変さもあるけど
介護される側もする側も楽しくできたんだろうなあと思いました。
まさきを見て、子どもだったけど私ももっと手伝えばよかったと後悔も感じました。 

いつまでも忘れられない友、兄弟、夫への愛に涙が止まりませんでした。
私の母、父もいつか…と考えましたが、
もしそうなっても私たちもペコロス家族のように明るく!!

現代社会において身近な問題を扱ったこういう作品こそ、
多くの人の共感を呼ぶと思うし(だからこそのキネ旬の一位)
派手なキャストじゃなくても、ちゃんと人を呼べる作品の証明だと思います。
これからも上映することがあったらぜひ観に行ってみてください)^o^(



今回も、山田洋次監督に心をわしづかみにされました。 
毎度考えさせる機会を与えてくれます。 
自分がタキちゃんだったら、奥様だったらどうするかな?どう思うかな?
って何度も考えました。 

タキちゃんはずっと思い悩んできたけど、それほどまでにあの家を守るというプライドもあったし、
家族のことが好きだったんだと思いました。 
映画の中でも、女中のことを奴隷みたいに思うな、っていうシーンがあるけど、
ちゃんと大切にされている家庭もあったんだとわかったし、
大切にされてればタキちゃんたちのように深い絆も生まれるのですね。 

松たか子の生まれ持った品の良さが役にぴったりで、演技も素晴らしかったです。 
東京家族メンバーたちがいい味出してました。 
橋爪功と吉行和子は相変わらずかわいい夫婦でした。

私、山田洋次監督の作品が好きだ。って確認できました。